出産後の骨盤の変化と歪み

産後の骨盤は、妊娠中に分泌されたリラキシンというホルモンにより靭帯が緩み、出産によって最大に広がり、不安定な状態になります。この不安定さは、産後数カ月〜半年程度続きます。 主な変化は以下の3点です。 1. 靭帯の緩みと骨盤の歪みやすさ: 靭帯が緩むことで骨盤が歪みやすくなり、腰痛や恥骨痛の原因となります。 2. 骨盤底筋群の機能低下:出産時のダメージにより筋力が弱まり、尿漏れや骨盤臓器脱などの原因となります。 3. 体幹筋の弱化と姿勢の変化: 腹筋が引き伸ばされて弱くなるため、姿勢が崩れ(反り腰など)、ぽっこりお腹になりやすい状態です。 骨盤は自然に回復する力を持っていますが、この時期に無理をしたり、適切なケア(特に骨盤底筋トレーニングなどの運動療法)が不足すると、歪んだり不調が残ったりする可能性があります。産後の回復を促すためには、無理のない休息と、骨盤周囲の筋力強化が大切です。
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